ルカの昼寝

ルカの昼寝

社会の歯車がなぜ歯車なのかを理解し始めた

ルカルカ的会長論

最近,自分の今現在の感情を何かに書き残したい,という欲求が増えているルカです.こういう時にブログって便利.

 

先日私の所属するサークルで代替わりがあり,そのサークルの先々代の会長だった自分に「どういう人が会長に向いているか」という持論が出てきたので書き残します.

 

ルカの思う「会長に向いている人」:

  1. 自分ですべての作業をこなすだけの能力を持つ人
    このタイプは想像しやすいと思う.全部自分で終わらせられるから,周りの手助けがあまり必要ない.「周りに振るのがめんどくさい」と考えて仕方なく1人でやる人も多いとは思うが,そう思って結局全部できちゃうのだから,突き詰めればそれだけの能力がある.

  2. 仕事の分担・振り分けの能力を持つ人
    ざっくりいうと周りに仕事を振れる人.1とは違う形の能力だけれど,これもこれですごい能力.その人自身が作業の負担でつぶれたりしにくいが,悪く言えば周りに依存するのでその団体の各員それぞれの力量も多少は必要になる(もちろんそれを見抜く能力も必要になるのだが).世間一般にいうリーダーシップはこっちの意味合いが強いと個人的には思う.

  3. 能力はないけど愛嬌のある人
    ただのポンコツポンコツポンコツなのだが,愛嬌があって周りが助けたいと思うタイプの方々.大体は副会長とかの周りの役員が凄く優秀で,でも会長を務めるだけの不思議なオーラ(?)を持ってる人がたまーにいるんですよねこれが.そして実は一番健全な運営体質だったりする.愛嬌という一言で片づけているが,多分本当はもっと複雑.

自分の思い浮かぶ限りではこの3パターンだと思う.

 

んでこれを受けて,

  • 会長・代表役の人
    自分はどのパターンなのかを自覚して,それを受けて他人にどこまで仕事を振るかを考えるのがよいと思う.ここで大事なのは,1と2のパターンを各能力(=ステータス)と捉えて,自分にどれだけの各能力があるのかを推し量ること.飛躍した最終的な目標を言うなら,「他人の作業による負担と自身の作業による負担が最小になるようなバランスを取ること」になる.難しい話になってきちゃったな

  • 会長でない役員(副会長とか)の人
    自分たちの会長はどのパターンなのかを捉えたうえで,自分がどこまで干渉するかのバランスを見極める必要がある.これまた難しい.でも各肩書に沿った作業は必ずあるので,自身の責任を投げ出さない程度が最低限だと思う(=会計の仕事は会計がやるべき).

  • 役員でない一般の人
    常に考える必要はないけど,例えば絵が上手かったらイベントのイラストを描くなど「特技を生かす」のと,いろんな企画や小さな意見を提供する「有象無象として動く」のを意識すると上の人たちが楽になる.最終的に採用するかどうかは上が決めるにしろ,意見をどんどん言って改善できる団体は強いと思う.

 

「みんなで気楽に集まってゆるく遊ぶ」みたいな方針の団体でも,その裏では楽しむ場所を維持するために全然気楽でない作業をやっている人がいることを意識できると,本当に文字通り「気楽に遊べる」んじゃないかなと,

 

そんな逆説的なルカルカ的会長論でした.

 

にゃん