ルカの昼寝

ルカの昼寝

社会の歯車がなぜ歯車なのかを理解し始めた

夏が終わる.

大学は人生の夏休みである、というのは割と本当だと思う.

 

夏休みを7月と8月の2ヶ月と考えると、大学と大学院6年間でその2ヶ月を過ごしたわけで.そして大体、今この3月は人生で言うところの「8月31日」にあたる.ガバガバ計算だけど.

 

今日で最後だけど、夏休み、どうだった?

 

 

楽しかった.

とても.

 

振り返ってみると書きたいことは沢山あるのだけど、やっぱり「夏だったなぁ」と思う.駆け抜けてから気付いて、そして、夏はもう来ない.

 

昨日までしか出来ないことがたくさんあった.誰かにしてあげたい事がたくさんあった.誰かに言いたい事がたくさんあった.それに気付くのは少し遅かった.

 

また.いつも通り、遅かった.

 

やり残した事があるか?という問いにはきっと「無い」と答えると思う.でも、実際には違う.「何も出来ませんでした.」

 

正直なところ、自分が何をしたかったのか、自分が何をしていたら正解だったのかは分からない.バイトはしてた方が良かった気がするな、今はとにかく金が無い.でも、バイトしてたら今ここにいるかは分からない.過去の自分ならどう考えただろうか?

 

人間1人の中にも色んな考えがあって、自分の場合は、最近は正反対の考えを持つ人たちが引っ張り合いをしているように感じる.でもそれは悪いことじゃないとやっと理解し始めた.この人たち全員ひっくるめて外から見たら私なのだということに、気付くのに、随分と時間がかかった.引っ張りあった結果、要は自分の中で葛藤して出した結論の結果をどうこう言うつもりはない.「なぜなら私はその時頑張っていたから.」そういう意味では、なんだかんだ、自分は起きてしまった事に関してはちゃんと犠牲を払えたんじゃないだろうか.

 

小さい頃からのイメージで、結論を選択するタイミング=人生の岐路では、千葉のとある駅の券売機で切符を買うのが恒例になってた.例えば、就職という多分人生の中でもそこそこ大きい岐路では、自分の前には割と色んな切符が売ってた.それは自分にとってとても嬉しかった.色んな切符のボタンが目の前に並ぶことを夢見てずっと勉強してきたのだから.逆に、それ以外の事柄に関しては、最近はあまり押したくないボタンを押してきた.正直そういうボタンを押すのは苦しいと感じるし、苦しんでるから、そう遠くない未来でこれが良い方向に働くと良いな、と思う.今の自分にとって最善な判断が出来ている自信はあるし、世界にとって有益な選択肢を取れてる自信もある.だからなんとかなってくれ.

 

願いを言ったところでそろそろサヨナラしなきゃいけないものがいくつか.吸血鬼なら弱点になってそうな.自分の中のたいせつなものを少し軽くしないと、いつまでもたいせつなものに思えてしまう.もうそろそろいいでしょう?私.捨てても.いいよね? さよなら=捨てるという事なのだという事に気がつく午前4時.だからレシートを捨ててたのか.捨てた.エモ.私が捨てるのは服と手紙とメモとプリクラと私.

 

すなわち、melancholiaはもういいかなぁと思う.ラメルテオンを飲まなくてもちゃんと寝れる………楽しみな日の前日の夜に寝れないのは、やはり変わらないけれど.だから日中眠くなるんやで?当面は名前は前のをお借りしようと思う.結局気に入ってる.

 

 

眠くなってきた.

 

もうすぐ秋が来る.

 

年齢的には人生の1/3のように思えるけれど、夏が終わると考えたらあとは秋と冬が来て…自分の中では、そっち方がしっくりくる.秋が1番好きだしその方が嬉しいな.食欲の秋.紅葉も見に行きたいなぁ.

 

秋には秋にしか出来ないことをちゃんと楽しもうと思う.どうか彩り豊かであらんことを.